フラダンスは痩せる?メリット・デメリットとは

フラダンスはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょう? 今から始めてみようかな?運動不足解消にいいのかも… 。そんな風に思いながら、教室を探しておられる方もおられるかもしれません。この記事は、フラ暦10年、インストラクター経験者がフラダンスのメリット・デメリットをご紹介します。

目次

フラダンスは運動不足解消できる?

フラダンスをすることによって、どのような結果が考えられるのでしょう。筆者の経験から学んだことをお伝えします。

足の筋力アップ

フラダンスはダンスのひとつですが、運動も兼ねてやってみたいと考えている方もいるでしょう。よく CMなどで見かけるフラダンスのシーンでは、手をユラユラとゆらして右に左へとゆったり動いていて、一見軽い運動に見えるかもしれません。

ですが、フラダンスは膝を少し曲げたまま踊るダンス。やわらかな動きの見た目よりも運動量もあり、筋肉も使っています。筆者の私は、10年間「アウアナ」という音楽と合わせて踊る現代フラと、打楽器に合わせて踊る神聖な古典フラである「カヒコ」の両方を経験しています。

特に古典フラであるカヒコは、アウアナよりも低い姿勢で踊ることが多いので、足の筋肉は鍛えられました。また、フラダンスは正しい姿勢で踊ることが求められます。背筋を伸ばし、胸を引き上げお腹を引っ込めて踊っていると普段使わない筋肉も使うことになりますよね。

ですが、ダイエット目的でフラダンスをしようと思っている方、残念ながら私の周りのフラダンスを習っていた人の中で、劇的に痩せた人はいません。

ステップをきちんと正しく行うことで、腹筋や腹斜筋などの筋肉を使い、筋肉量が増えると、基礎代謝量が上がるため、結果的に見た目にも引き締まったという人はいるでしょう。

ちなみに筆者は、体の筋肉量を測ったときに、足の筋肉量はアスリートに近いと言われたことも。ハワイのフラダンサーさんたちにも注目してください。実は立派な太ももの筋肉を持ったダンサーさんが多いですよ。

けれでも、どんな教室でどれくらいの運動量があるレッスンをしているかによっても違ってきます。ぜひいろいろな教室に行き、体験レッスンなどを行って、確かめてみてくださいね。

身も心もリラックスしてストレス解消

フラダンスは、ハワイアンソングに合わせて踊ります。ハワイの海や緑がいっぱいの自然の風景が思い浮かぶような曲は、とても心が穏やかに。

また、フラダンスの振付には、手話のように意味がある振付が多くあります。ゆったりとしたハワイアンソングに合わせて、波や風、木を表現します。

フラを始めたのは、三人目の子どもが1歳のとき。毎日バタバタしているなかで、レッスンの時間は私の幸せな時間でもありました。このような経験から、フラダンスは、ゆったりとした音楽にのせて体を動かすことにより、しばし日常を忘れてストレスを解消できるのではと思います。

フラダンスのメリット

フラダンスにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

ダンス初心者さん向き

ダンスを習ったことがないという方も大丈夫。リズム感が…と心配な方も安心してください。基本のステップが出来れば、あとはその応用のステップを組み合わせれば踊ることができるダンスです。

長く続けられる

年齢を重ねると、新しいことに挑戦するのがおっくうになるかもしれません。ですが、一度始めるとフラダンスであれば長く続けることができますよ。

教室に、「ワヒネ」や「クプナ」といった年齢別のクラスがある場合は、「ワヒネ」は比較的速い曲を踊ったりしますが、「クプナ」クラスでは、ゆったりとした曲を踊ることが多くなってきます。70代以降も現役ダンサーでいられるのもフラダンスの魅力ですね。

心身ともに健康に

ゆったりとしたハワイアンソングに合わせて踊るフラダンス。手も肩よりも上に動く振付もあります。普段の生活の中では手を上にあげる動作というのは意外に少ないもの。心が癒されながら、正しい姿勢でさまざまな動きを無理なく続けることで、知らないうちに体力もついているはず。

多くの教室は、1レッスン1時間以上あります。有酸素運動にもなっていますよ。

衣装はリーズナブル

フラダンスのレッスンでは、Tシャツとパウスカートと言われるスカートをはき、素足で踊ります。バレエやフラメンコといった専用の靴などの準備がいるダンスよりも、低価格で始められるのも特徴のひとつ。

教室によっては、発表会(ホイケ)などもあるかと思います。ハワイアンファブリックといわれる生地を使った衣装が多くあります。比較的他のダンスよりも安価でそろえることも可能です。

ですが、それぞれの教室によって、手作りのところや、一人ずつのサイズを計り、オーダーで衣装をつくるところもあるため、教室がどのように衣装を作っているのかも要チェックですね。

仲間(フラシスター)ができる

フラダンスは、ソロもありますが、たいていは一緒に踊るメンバーと振りを合わせるダンスです。フラの仲間のことを「フラシスター」と呼びます。そして教室全体のことを「オハナ(家族)」とも。

これは、他の習い事でもそうですが、同じ趣味の仲間を持つことでコミュニケーションが増えて、楽しさも倍増です。

フラダンスのデメリット

フラダンスは、自信を持っておすすめできるダンスですが、デメリットも考えてみましょう。

日本では、女性のイメージが強いフラダンスですが、ハワイでは男性フラダンサーも多くいます。ですが、まだまだ日本では男性のクラスを持っている教室は限られています。男性には教室の選択肢は少ないのもデメリットかもしれませんね。

それと、日本のフラは結構先生同士の繋がりもあったりします。そして、同じイベントに出演する機会もあるでしょう。

そういう意味で、一度選んだ教室が自分に合わなくて、こっそり辞めたとしても、イベント等で顔を合わすことは意外にあったりもします。

自分は、フラダンスをどんな風に習いたいのか、イベントや発表会なども出たいと思っているのか、エクササイズ感覚で習いたいだけなのか、などを考えて、教室選びをすることも大切だと思います。ますは、いろいろな教室の体験レッスンを受けてみることをおすすめします。

もうひとつ、私個人がデメリットとして感じたのは「髪型」。フラのイベントや舞台をご覧になった方はお気づきかもしれませんが、フラダンスの舞台に立つときの髪型のほとんどが、前髪をあげています。私は前髪をあげるのが嫌いだったのでこれは私にとってはデメリットでした。似合う方もその方がすっきりと見えるのでよいかと思います。

フラダンスのメリット・デメリットまとめ

フラダンスのメリット、デメリットを知った上で始めたいものですよね。私自身が、何も知らないまま、近所の教室を選んだという経験があったので。この記事が、新たな趣味をとフラダンスを検討されている方に、少しでもお役に立てると嬉しいです。他にもフラダンスに関する記事をいろいろ書いているのでよかったら参考にしてみてください。

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