50代から始める趣味、お金がかからないものは?|運動編

50代になると、親も高齢になり、老いに対して考えることも多くなるのではないでしょうか。人に言える趣味がないという方、これからのシニアライフを楽しむために、何かできることを一緒に模索してみませんか?50代からチャレンジできる趣味にはどのようなものがあるのか。まずは気軽に始められるお金のかからずに、体を動かせる趣味を筆者の体験談とあわせてご紹介します。

目次

ウォーキング・散歩

元気に老後の生活を送るために、筋力と体力を保ちたいという方も多いはず。時間に余裕が少し出てきた方、あまり気負わずにお散歩がてら、ウォーキングを始めるのはいかがでしょう。

◆ウォーキングのために必要な物
・シューズ…せっかく始めたウォーキング、足が痛くなったりしないためにも、自分の足に合ったウォーキング用のシューズを用意しましょう。
・ウェア…始める季節にもよりますが、通気性のよいスポーツウェアがおすすめ。
・ポーチ…ウォーキング中に水分補給ができるよう飲み物やタオル、スマホ、小銭などを入れられる大きさのポーチがあると便利です。

ウォーキングが習慣づき、紫外線対策など季節的に必要となるものが出てくれば、都度買い足しましょう。始めるために最低限必要なものはシューズのみ!まずは、近くの公園までお散歩から始めてみましょう。最初から頑張りすぎると続かないもの。少しの距離でも続けることをまず目標に!

ウォーキングの体験談

ダンスの発表会に向けて、どうしても体重をもう少し落としたかった2023年の春。若いころは少し晩御飯を調整するとすぐに落ちたのに、さすがに50代ともなると代謝が落ちているせいなのか、体重がなかなか減りませんでした。

ダンスのレッスン以外に、有酸素運動を増やしてみようと考え、ウォーキングを始めました。週2.3日を目標に30~45分歩きました。ここで私がポイントだと思ったのは「速さ」、散歩のような歩き方ではなく、出来るだけ大股で「あの人少し急いでる?」と思われるようなスピードです。アプリを入れて速さを測ってみると、時速5.2~5.6kmくらい。少なくとも時速5㎞のスピードを保った方が汗がじんわりとかきました。

結果は、約3か月で5kg弱痩せることができました!参考にしてみてくださいね。

ラジオ体操

誰もが自然になんとなく動ける「ラジオ体操」。きちんと動くと結構な運動量になります。毎日2~3分の体操を続けて大きな変化を感じた筆者は、経験から続けることの大切さを学びました。

約3分のラジオ体操は、体をのばすストレッチ効果、まんべんなく動くことで筋力トレーニング、しっかりやることで有酸素運動にもなるようです。地域によっては、朝に公園などで数人集まって皆さんでラジオ体操をされているコミュニティもあるようです。

朝の決まった時間にラジオ体操をすることで、気持ちよく一日を始められ、習慣づいていきます。ちなみに筆者の85歳になる母も、20年以上続けています。その効果なのか、まだまだ一人で外出はもちろん、社交ダンスも続けられていますよ。

必要なものは、動きやすい服とスニーカーのみ。

今日は、雨だからやめておこう。1日休んだことでやめてしまう…なんてこともありがちです。10年後の自分のために始めてみませんか?

ラジオ体操の体験談

在宅で仕事をしています。リモートで繋がっているメンバー全員で、朝一番のラジオ体操が日課でした。

せっかくの機会なので真面目にやろうと、手足もしっかり伸ばし、前屈や伸びなども出来るだけのびやかに。そうすると、激しい動きではないものの、特に上半身が軽くなりました。

ひとつひとつの動きを意識してみると、普通では使っていない筋肉もしっかりと動かしているなと感じました。パソコン作業などが多いリモートの方は朝の習慣にするといいかもしれませんよ。

体幹トレーニング

「トレーニング」とついているだけで、ちょっと億劫に感じる人も多いかもしれませんね。いろいろ体幹トレーニングには、いろいろなトレーニング法がありますが、代表的なものといえば「プランク」ではないでしょうか。ここでは実際にチャレンジした私の体験をお伝えします。

体幹トレーニング「プランク」体験談

私は、「プランク」を3か月続けて絶大な効果を感じました。

プランクとは、手と足で体を支える上の写真のポーズをとるトレーニングです。用意するものは、特になく、自重だけでトレーニングになるのも嬉しいですね。

やり方は上のような写真のポーズをとるのみ。肘の部分が痛くなるので、ヨガマットなどがあると便利です。自分一人でやっているとこの写真の女性のように体をまっすぐにしているつもりが、お腹・お尻部分が床に下がってしまっていることがあるので、ご家族や鏡などでこのかたちになっているかをチェックしましょう。

50代の私は1回1分から始めました。最初は1分もつらくプルプルしていましたが。徐々に慣れてきたら、間に30秒の休憩を入れながら1分を3セット。

1か月後には、3分連続でできるようになりました。(もちろんさすがに3分はプルプルしてつらいですが)続けた結果、お腹は家族が感心するほど引き締まりました。ただ、やってみて思うのはプランクは下腹ではなく、あばら骨の下あたりが引き締まるなと感じたので、下腹ぽっこりの対策には別のトレーニングを加えた方がいいかもしれません。

気功

気功、なんとなく聞いたことがあるけど…。なんかあやしそう…。そんなふうに思う方が多いかもしれません。私も中国の太極拳みたいなやつ?という印象でした。

気功を知るきっかけになったのが、約20年ぶりに再会した友人。以前は顔色が悪く(ちょっとクマもあり浅黒い顔色)、体もよく壊して病院によくいっていた記憶があります。

ですが、久々に会った友達は、色が白くなり若いときよりもきれいになった印象。よくよく聞いてみると、その原因は「気功」を取り入れた体操だったのです。

代表的なのが、スワイショウという動きです。簡単に言うと、立って腕を振るだけ。これだけで、かなりの効果があるのだそう。YouTubeなどには解説動画がたくさんありますので、チェックしてみてくださいね。

気功の体験談

気功と体操を組み合わせたようなレッスンを受けました。気の流れを整えることで、体や心の状態もよくなるようです。先生は自分の手や私の手から出る「気」も見える方でした。

何度か体験し、見えるまではいかないものの、自分の手のひらから「気」のようなものが出ている感覚は少しわかるようになりました。体育会系の私は身体を鍛えたり、動かしたりはしてましたが、「緩める」ことの大切さを気功の教室で学ぶことができました。時々、家でスワイショウはしていますよ。

太極拳

太極拳といえば、中国の公園などで老若男女がゆっくりと動いている風景などが浮かぶのではないでしょうか。

中国武術のひとつである「太極拳」は、「気」を使った武術であることを気功の先生に教わりました。一見ゆっくりに見える動きですが、力を抜いて柔らかく動くのが特徴です。

太極拳の種類は、大きく分けると「伝統拳」と「制定拳」の2種類あるようですが、一般的によく知られているのは、「制定拳」の24式太極拳(24式簡化太極拳)ではないでしょうか。

運動経験がない人でも始められそうな動きなのが魅力的ですね。

太極拳の体験談

上記の写真のような、緑が豊かな公園のような場所で行われているレッスンに参加したことがあります。

女性の先生だったこともあり、参加されているのは20代~70代までの女性20数名ほど。1回のレッスンでは、24式太極拳の動きのひとつを詳しく習います。そして、24式太極拳の一連の動きを見よう見まねでついていくというレッスンでした。

何よりも気持ちよかったのが、室内ではなく、青空の下、自然を感じながら体験できたこと。土を感じながらゆっくりと体を動かす。いつかまた始めてみたいと思えた内容でした。

YouTubeには24式太極拳の動画がたくさんあがっているので、一度試してみてはいかがでしょうか。

まずは1日5分までの運動習慣を

継続は力なり。身をもって体験した筆者は、強くおすすめします。続けるコツは、1日くらいあいてもあきらめないこと。例えば友人と食事をして遅くなりできなかった…。という日があったとしても、次の日からまた始めればいいのです。散歩ができなかった雨の日が数日続いても、次に晴れた日に散歩してみましょう。

人生100年時代、まずはお金をかけずに体力維持!筋力維持!を目標に元気な10年後を目指してみませんか?

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